はじめに
まず、最初に言っておきますが、小説家になって印税で食べて行くなどという殆ど不可能ごとを夢見ている人は、大手出版社が開催している新人賞に応募して、そこで入選することが最も近道です。
また、それ以外に小説家として印税で食べて行くことは不可能だと肝に銘じてください。
しかし、そこは人間です。
大手出版社の新人賞は入選できなくとも、何とか自分で書いた作品を本にして世に発表したいという人は、非常に多いはずです。
そこで、共同出版とか自費出版で本を出す人がかなりの数に上っています。
新刊書の多くはそうした本なのは間違いありません。
尚、ここでいう共同出版とは出版社と共同で出版するという形はとっていますが、実態は自費出版と変わりません。
また、非常に多くの方がブログやホームページで自作の小説を発表しています。
それらの多くの人は本にしたくても出来ない作品が殆どです。
そして、それらのブログやホームページで発表している作品を「ひょっとしたならば、何処かの編集者が見ているかも」などという期待は全く無駄ですので、そんな期待はしない方がいいです。
最初に言っておきますが、この講座で本を出版するにはそれだけの費用が掛かります。
共同出版では大手の出版社で400万円、文芸社などの共同出版を主としている出版社からですと、250万円以上、そして、自費出版は部数によって違いますが、200部で安くても50万円程かかります。
以上の事を覚悟した人のみ、この小説家入門講座をお読みください。
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目次
・第一章 小説家になる前に
・第二章 徹底的に悩み通す 一
・第三章 徹底的に悩み通す 二
・第四章 徹底的に悩み通す 三
・第五章 ドストエフスキイ体験 一
・第六章 ドストエフスキイ体験 二
・第七章 埴谷雄高と武田泰淳体験 一
・第八章 埴谷雄高と武田泰淳体験 二
・第九章 埴谷雄高と武田泰淳体験 三
・第十章 何も書けない 一
・第十一章 何も書けない 二
・第十二章 地獄の始まり
・第十三章 地獄とは
・第十四章 埴谷雄高の死
・第十五章 地獄の中でも生き残れ
・第十六章 溶解
・第十七章 就職
・第十八章 書き続ける
・第十九章 書き溜めることの重要性
・第二十章 初めてのブログに書いたもの 一
・第二十一章 初めてのブログに書いたもの 二
・第二十二章 文章のリハビリテーション 一
・第二十三章 文章のリハビリテーション 二
・第二十四章 文章のリハビリテーション 三
・第二十五章 文章のリハビリテーション 四
・第二十六章 飛翔 一
・第二十七章 飛翔 二
・第二十八章 飛翔 三
・第二十九章 出版への道
・第三十章 二作目の出版