書籍のデジタル化
デジタル化の発展も目覚ましい近年、紙の書籍が次々に電子書籍化されていく現代。
ペーパーレスが叫ばれ、もはや「紙の本は売れない!」とまで言われる時代・・・。
その利便性の中でなぜか、紙の本の危機に対する少しの淋しさと、虚しさに似た感覚を覚える私は、感性が古いのでしょうか・・・(苦笑)
デジタル化された書籍は確かに手軽に求められ、持ち運びも便利です。
何より形のないものは、《荷物》にならないのが利点ですよね。
読み流すつもりの人にはいいのかもしれません。
それでも私は、画面を通してみる「文字」に《温もり》を感じないのです。
あの紙の書籍のページを捲るとき、指先に感じる紙の質感や、ワクワクした高揚感。
新刊の特有な匂いを五感で感じながら《本を読む》「これから本を読むぞ!」という、どこか身構えたような気持ちが、私は好きです。
そのような理由から、私は今でも、頑固に紙の書籍を求めるようにしています。
「同じ想いを抱く人は、本好きな人には意外と多いのでは?」などと想いながら・・・。