拷問から生まれた漢字

約3000年前の古来中国「殷(いん)の時代」。

私たちが現在、目にしている「漢字」の多くは、この時代に生まれ、ここから派生し、広まったと言われています。

この時代の中国は権力こそが全て。
「絶対王政」の時代でした。

皇帝が「黒」と言えば、白いものでも黒くなる。
このような、暗黙の了解が一般的だった時代。

当時の中国では、皇帝の機嫌を損ねるようなことがあれば、それは「死」または、それ以上に苦痛を伴う《拷問》を覚悟しなければなりませんでした。

このような時代に生まれた「文字」ですから、人の体躯や動作を目に見えるまま「漢字」に割り当てていたもののなかには、思わず目を背けたくなるような惨たらしい惨劇をそのまま「漢字」にしたものも、当然あるわけです。

ここではそんな、残酷で恐ろしい拷問の場面を切り取ってできた「漢字」を紹介します。

私たちが普段、何気なく目にしている「漢字」にも、実は酷く血なまぐさい背景が潜んでいる・・・かもしれません。

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