第一章 小説家になる前に

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第一章 小説家になる前に

最初に厳しいことを言いますが、ブログやホームページでの小説と謳っている作品の多くは、趣味程度の内容が殆どない自己満足の作品ばかりです。
中には「むむ。これは」という作品に出くわすことがあるかもしれませんが、それは万一つの偶然です。

私の事を申し上げれば、将来物書きになりたいと考えたのは既に中学生から高校に進学する時期で、それから30年経って漸く人様に少しは買ってもらえる小説の出版にこぎつけました。

とにかく、最初に小説家を目指すのであれば、洋の東西を問わずに古典とか名作とか言われている本を片っ端から読むことが、小説家への第一歩です。

最近では大手出版社が開催している新人賞の応募者の多くは、小説をちゃんと読んだことがないということを耳にしますが、小説をろくに読んでいない人の作品は、大概が、その内容の稚拙な事は言うまでもありません。

これから小説家になるというのは、これまでに存在する名作に匹敵するか、それをしのぐ作品を書く意気込みで小説を書かなければ、小説を書くことは自己満足の世界で終わってしまいます。

とにかく、小説家になりたいと考えている人は、ますやらなければならないことは、古典や名作をなりふり構わず読み込むことからしか、真の小説は生まれません。

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