第十六章 溶解

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第十六章 溶解

私の病気の事を書いていても小説家入門とはあまり関係ないので、今回から実際にどのようにして私が物書きとなっていったかのその過程を書きます。

私の病状は少しづづ凝り固まった自意識を溶解させ、病状が少し回復すると病院へ行けるようになり、そしてその後数年たった時、私は、薬を服用していれば何とか働ける状態までに落ち着いたので、私はソフト会社にプログラマとして就職しました。

プログラミングは全て独学で勉強したものです。
私が就職する二年ほど前に、病状が回復してパソコンの使用を医者が許してくれたのでノートパソコンを買って色々といじっている内に、簡単なプログラミングの初歩の所謂「Hello World」というプログラミングの基本の基本ですが、それを試に組んだ事がプログラミングを始めたきっかけでした。

ここでよく考えるとプログラミングもまた言語の一種なのです。
私は初めにC言語というプログラミング言語を学び、自分で関数を作ったりしながら面白半分で初めはプログラムを楽しんでいたのですが、俄かにプログラマとして働きたいと思うようになり、C言語以外にもJavaなど様々なプログラム言語を学んで、ある程度の自信がついたところでソフト会社の門をたたいたのです。

そこで、面接をし、私のプログラミングの腕がどの程度なのかを見極めるためにある課題を出されて私はその課題に二週間ほどかかって何とか仕上げたのです。
その時初めて、趣味のプログラムと職業としてのプログラムの雲泥の差を思い知らされたのでした。

ソフト会社から出された課題は私が初めて知ることになるデータベースを使った――それまでデータベースなど使ったことがありませんでした――プログラミングを組むという課題でした。

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